〜'02 出会い(前編)

今ではファンクラブに入るほどすっかりゴーイングの虜となった私だが、
そこに至るまでには異様とも言えるほど長い期間と道のりを要することとなった。
そんな過程を誰に訊かれるわけでもなく語るコーナーです(迷惑


私が初めてGOING UNDER GROUNDの存在を知ったのは2002年の秋のことである。


当時生粋のスピッツ少女だった私は、その年の9月11日、奇しくもゴーイングの2ndアルバム「ホーム」と
同じ日にリリースされた「三日月ロック」に関する記事を片っ端から読み漁っていた。
2年振り10枚目、しかも結成15年目にリリースのアルバムということで
実に多くの音楽雑誌で特集を組まれていたことが記憶に残っている。
その中のとある雑誌でお祝いコメントを寄せていたアーティストの1組に、ゴーイングがいたのだ。


フロントマン・松本素生氏の風貌に驚いたのもさることながら(失礼)
もっと驚いたのは彼らが埼玉県桶川市の出身であることだった。
私の母はその隣にある上尾の出身、そして母方の祖父は未だ上尾在住である。
(ちなみに河野丈洋氏がその上尾で中学・高校時代を過ごした事を知るのはずっと後のことである)
当然、気にならないはずがない。


「この人たち、いったいどんな音楽をやってんだろう?」
そんな疑問は思いのほか早く解決されることとなった(つづく)