〜’03 再会

その後しばらく彼らの音源をしっかり聴くことはなかったのだが、
やはり桶川出身ということで何かと気には留めていた。


Mステに出演しているのを偶然見かけたり
今は亡きボーダフォンのCMに曲が使われているのを見たりしては
「ああ、あの時のあの人たちも売れてきたのだなぁ」と
ひそかに喜んだりしていたものである。


そんな頃、私にひとつの出会いがあった。
といっても残念ながらオトコ関係ではなく(聞いてない)
大阪吉本の漫才師・ビッキーズを関西ローカルの番組で
見て以来、彼らのファンになったのである。*1
そのビッキーズのツッコミ・「木部ちゃん」こと木部信彦氏もゴーイング好きだったのだ。
ちょうどスピッツの新曲リリースの途絶えていた頃(「スターゲイザー」のリリースはあったが)、
新しい音楽に飢えていた私は「これも何かの縁だし"あのCMの曲"聴いてみるか」と思い、
某大手レンタルショップへと自転車を走らせた。


しかし、ここで私はひとつのミスを犯す。
"あのCMの曲"のタイトルを正確に記憶していなかった私は、
「ハートビート」ではなく「ホーム」を借りてしまったのだ。
"あの曲"が入ってなかったので初めはがっかりしたものの
しかし、「ステップ」や「ランブル」、「kodama」で出てくる
印象的なキーボードのフレーズにじわじわと心を動かされていった。
こうして初めて耳にしたゴーイングのオリジナルアルバム・「ホーム」は
たまに無性に聴きたくなるアルバムとして今後重要な(?)役割をしていくのだった(つづく)

*1:ちなみにこの頃はちょうどお笑いブームが幕を開けようとしている時でもあった。